カカオ販売 – karii.net
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カカオ販売

なぜオーガニックなのか

従来の栽培では、害虫駆除のために強力な農薬が使われることが多く、土壌や水、そして私たちの体への影響が懸念されています。オーガニック栽培では、自然の生態系と共存しながらカカオを育てるため、土も、実も、そして食べる人も、みんなに優しい。

栄養価の高さが違う

化学的な介入を受けていないオーガニックカカオには、フラバノール・マグネシウム・鉄分・抗酸化物質が豊富に含まれています。これらは、心臓の健康維持や免疫力アップ、さらには気分を上げるエフェクトがあるとも言われています。

地球にも、人にも、やさしい選択

オーガニック農業は、土壌の生態系を守り、CO₂を地中に固定し、生物多様性を支えます。一粒のカカオを選ぶことが、地球の未来を選ぶことにつながっています。

商品ラインナップ

味わいの深さが本物
化学物質に邪魔されることなく、カカオ本来のテロワール(土地の個性)が引き出されます。複雑で豊かな風味、なめらかな余韻——それが、オーガニックカカオだけが持つ、本物の味わいです。

ライセンス取得のストーリー

オーガニックカカオの世界に足を踏み入れるとき、その道がいかに険しいかを知る人は少ない。美しい農園の風景や、丁寧に作られたチョコレートの裏側には、厳格な認証制度という高い壁が存在する。農園から工場まで、オーガニックであることを証明するための道のりは、情熱と忍耐なくしては歩めない、真剣勝負の連続だ。

まず農園におけるオーガニック認証の取得は、一朝一夕では決して成し遂げられない。認証機関によって異なるものの、一般的に「転換期間」と呼ばれる移行期間が設けられており、日本やヨーロッパ、アメリカの主要な認証基準では、最低でも3年間にわたって農薬や化学肥料を一切使用しないことが求められる。この3年間、農家は収穫量の減少や害虫被害のリスクを自ら引き受けながら、認証取得前であるがゆえに「オーガニック」と名乗ることも、プレミアム価格で売ることも許されない。つまり、コストは増え、収益は上がらない、という厳しい現実の中で農業を続けなければならない。熱帯地域で育つカカオは特にデリケートで、化学農薬なしに病害虫から守るためには、伝統的な知識と綿密な観察、そして土地ごとの微細な環境への深い理解が不可欠だ。土壌検査、水質検査、周囲の農地からの農薬漂流リスクの評価まで、認証機関の審査員は細部にわたって確認を行う。一つでも基準を満たさなければ、転換期間はリセットされる可能性すらある。

さらに、農園の記録管理の徹底さは、農家にとって大きな負担となる。どの区画にどんな作業を行ったか、使用した資材の成分は何か、収穫量はいくらか、どこに出荷したか——これらすべてをトレーサビリティが確保できる形で記録し続けることが義務付けられる。識字率や行政インフラが十分でない発展途上国の農村部では、この書類管理だけで大きな障壁となる。認証機関に支払う審査費用も決して安くはなく、小規模農家にとっては経済的な負担が重くのしかかる。それでも諦めずに認証を取り続ける農家たちは、単なるビジネス上の判断を超えた、土地と未来への揺るぎない信念を持っている。

一方、工場・加工施設側のオーガニック認証はまた別の複雑さを持つ。農園でせっかくオーガニック認証を受けたカカオも、加工の段階で非オーガニック原料と混在したり、認証を受けていない機材や洗浄剤に触れたりすれば、オーガニックとしての資格を失ってしまう。そのため工場では、オーガニック原料と非オーガニック原料を完全に分離して管理する「分別管理」が徹底的に求められる。同じラインで異なる製品を製造する場合は、切り替え時のライン洗浄の手順、使用する洗剤の成分、洗浄後の残留検査に至るまで、すべてが記録・管理の対象となる。

工場の認証においても、年に一度以上の抜き打ち検査を含む定期審査が行われる。審査員は工場内のあらゆる場所を確認し、使用されているすべての副原料、添加物、包材に至るまで、オーガニック基準に合致しているかを精査する。オーガニック製品に使用できる添加物は限られており、一般的な加工食品では当たり前のように使われている乳化剤や保存料が使えないことも多い。それでも品質を保ち、美味しさを追求するためには、製造技術そのものを根本から見直す必要が生じる。これは開発コストと時間の両方を要求する、真剣な取り組みだ。

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